ピアノ科の学生として秋庭津代子先生に師事、毎日の授業とレッスンは想像を超えた厳しさで、満員電車にのって通学に往復4時間・・・体力的にもきつかった上、毎日8時間はピアノを練習するのが当たり前の友人達に圧倒される毎日。そんな時、副科の声楽の先生が、レッスン室に飛び込んでくるなり「笠原君!どうする?!君・・・歌で卒業演奏会に選ばれてしまったよ!」・・・先生も私も、喜ぶより先に 「はあ・・・?どうしましょう?本当に人前で歌うのですか?」だった。それから声楽に転向し、研究科に進学。その時から二期会のプリマドンナ、佐藤輝子女史に師事を受けることになる。研究科の卒業演奏会には、「夜の女王のアリア」で出演(この2年間で音域が1オクターブ広がる)。その後、埼玉オペラ ブリテン作曲「真夏の夜の夢」ハーミアでオペラデビュー。同時にテレビコマーシャルのお仕事を頂くようになる。その後新宿文化センターにてモーツァルト「魔笛」夜の女王役を演じ、オペラの世界へ入る。
色々なオペラ研究所への進学も検討するが、経済的な事情と、ピアノ科から声楽に変わって間もないため、レパートリーが不足していたこともあり受験を見送る。その後、「魔笛」で共演した友人の勧めで、リリカ・イタリアナ・オペラプロフェッショナルコースでオペラレパートリーを習得。その後、レナート・パルンボ指揮 ヴェルディ「椿姫」ヴィオレッタ役を演じ、パルンボ氏の勧めにより渡伊。サンタマルゲリータ声楽アカデミーオペラマスタークラスにて、イリス・アダミ・コラデッティ女史、フランコ・コレッリ両氏に師事。演技をパオロ・トレヴィーズィ氏に師事。モンテベルーナ国際音楽祭、およびサンタマルゲリータ音楽祭、マリオ・デル・モナコ国際コンクールファイナリストとして音楽祭出演。帰国後、身体的事情で活動を休止。 |